地球は何人サポートできるのでしょうか?

AddedAug 15, 2016
ByCarlos Pardo

科学者によれば、地球はわずか90から100億人しかサポートする能力がないということです。この計算は、地球の使用可能な資源に基づいています。飲料水には限りがあり、地球が生産できる食物にも限りがあるのです。

有名な社会生物学者、ハーバード大学のエドワード・O・ウィルソン先生は、彼の著書の中で、すべての食物が人間のために使われたとしても(家畜を除いて)、その量をどこまで増やせるかには限りがある、ということに着目しています。また、地球が毎年20億トンの食物を生産するとすれば、わずか100億人の人口のみが地球で生存可能だが、それ以上にはならない、と説明しています。

人口生物学者であるコロンビア大学のジョン・コーエン先生は、多くの人間を地球がサポートできる能力の、他のたくさんの要素について啓明しています。炭素集中、ナイトロゲンのサイクル、及び使用可能な硫酸の量などです。

私たちは、既に90億人に近づいています。そして、計算によれば、その限度に2050年までには到達してしまうかもしれないということです。2100年には地球上には約100億人が住んでいることになります。しかし、科学者は、カップルが親になるのを遅らせたり、現在では2人以下の子供しか持たないようになっていたりするので、この予測は変わるかもしれない、と考えています。

国連は、世界の傾向についてアセスメントをしており、それによると家族構成は確かに縮小化しているということです。国連の人口予測課長のジェラルド・ヘイリグ氏は、1950年以来の230国における実験的データについて話し、出生率が劇的に降下しているということです。出生率は「交代レベル」、つまり一人の女性が2.1人の子供を産み、それは次年代が以前の年代と交代し、以前亡くなった方の代わりとなる、というレベルまで低下していると説明します。もし地球の出生率が低下して、21世紀の末までにその交代レベルに達すれば、人間の人口は90から100億人で安定するかもしれないということです。しかし、現在のところ、この最新のPopulation Clockに見られるように、人口は増加し続けています。

もし地球が100億人以上の人口を効果的に維持することができないのであれば、もう時間がありません。ですから、今、私たちの習慣を変え始め、もっと持続可能な生活をし、一方出生率を低下させなければなりません。地球星は私たちの家であり、他に行くところがありません。ですから、今を大切にし、手遅れになる前に、もっと小さな思いやりを見せてあげなければならなのです。そしてその思いやりとは、子供の数を減らすということなのです。我々の星は、それを感謝してくれるはずです。

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