Carlos PardoAug 29, 2016
GTI (世界トラ構想)及び WWF (世界野生基金)による最良のデータによれば、トラの数は3,890頭に増えたそうです。ニューデリーで開かれた、ナレンドラインド首相との保護会議で発表されました。
IUCNによる2010年の統計データによると、トラの数はたった3,200頭だったそうです。トラ人口の増加にはいろいろな理由が考えられますが、調査方法の進化と動物保護が改善されたこと、ネパール、ロシア、インド、ブータン等でのトラ人口の増加によると思われます。
国際WWF総裁のマルコ・ランベルティーニ氏によれば、トラの数は減少し続けており、増加を見るのは何十年ぶりかのことだそうです。このデータは、地域の社会、生態、政府が手を取り合って協力すれば、たくさんの絶滅危機にある動物たちやその生息地が救われるかもしれない、という希望とその実現を示しています。
第三回アジア大臣会議で、トラの保護は新構想ですが、それは2010年にロシアで行われた、虎サミットで始まりました。主要な目的は、2022年までにトラの数を二倍にし、将来のアジアでトラが住む場所を保護しよう、というものです。
三日間の会議で、各国はその進展を協議し、今後6年間の行動計画を作成しました。
トラは絶滅危惧種の筆頭にあるのです。生息地の喪失や密猟者などがその原因で、TRAFFIC は2000年1月から2014年4月までに、約1,590頭のトラが政府職員に捕獲されたことを発表しました。これらの動物から10億ドルに及ぶ不法な野生動物売買が行われていたのです。国がトラを保護するには、まずトラの人口が具体的にどれくらいで、虎が直面する危険について知る必要があります。
GTI とWWFはトラの増加を非常に喜んでおり、各国が今後もこのような良好な事業を続け、定期的な報告を行うよう奨励しています。
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